波乱万丈なAUDIO&ガジェットブログ

AUDIO&ガジェットの簡易レビュー

#80 【Juzear Light Shuttle 時光機】派手さより完成度 「時光機」が描く新しい音響体験[レビュー]

今回はHiFiGo様よりご提供いただきました、【Juzear Light Shuttle 時光機】の バランス接続のレビューとなります🎧

エージング150時間後の個人的評価となります。


【JUZEAR】は2016年設立の中国の新興オーディオブランド。
「流行を追うのではなく、本当に音を愛するリスナーの為の製品をつくる」という姿勢で、丁寧なチューニングと職人的なものづくりを重視しています。


【JUZEAR】からは過去に『41T(4BA+1DD)』『Defiant 鳴神(3BA+1DD)』『Harrier(6BA+1DD+2MPD)』『Nimbus(1DD)』等を発売しています。







最近では著名レビュアーとのコラボモデルも多く発売し、どれも個性の強いIEMで高い評価を得ています。
今回の『Light Shuttle』は、上記の『Nimbus』と同じダイナッミックドライバー「多層アモルファス炭素複合体振動板」を搭載しています。



免責事項:
本レビューではレビューサンプルとしてHiFiGo様より製品をご提供いただきました。
本レビューに対して金銭のやりとりは一切無く、レビュー内容が他の手段で影響される事はありません。
以下の記載内容は個人的評価と製品の紹介となります。



🟦仕様
🔸ドライバー構成:1DD(10㎜MACCD(多層アモルファス炭素複合体ダイアフラム))+4BA+2MPD(マイクロプラナー)
🔸クロスオーバー:4ウェイクロスオーバー/独立音響チューブ(ATI-SW導波管)4本
🔸インピーダンス:32Ω
🔸周波数特性:20Hz〜20kHz
🔸音圧感度:113dB±1dB SPL/mW
🔸コネクター:0.78mm/2pin(イヤホン側はフラット)
🔸プラグ(3.5㎜+4.4㎜プラグ対応のモジュラータイプ) or (3.5㎜+4.4㎜+Type-Cドングル)※購入時選択


🟦付属品
🔸キャリングポーチ
🔸着脱式ケーブル(6N単結晶銅(銀メッキ))
🔸イヤーピース3種類(シリコン製2種類 S/M/Lサイズ、フォームタイプMサイズ)
🔸プラグ(3.5㎜・4.4㎜プラグ対応のモジュラータイプ)
🔸専用ディスプレイ アクリルスタンド


🟦外観
フェイスプレートは5軸CNCアルミ合金を採用。
多層のイリデセント仕上げで、角度によって色の変化があり、「時光機」という名前に相応しいデザインです。
シェルはDLP3Dプリント樹脂。
金属プレートは接着だけでなく、内部に金属ポストを2本入れて脱落対策しています。





参考に同社のドライバー数が同じ(7ドライバー)の『Harrier(6BA+1DD)』と大きさ・厚みを比べてみました。
写真左『Light Shuttle』右『Harrier』




フェイスプレートが金属、7ドライバーという構成の割に軽い(片側約9.2g)装着感です。
ノズルはやや太めですが一般的なイヤーピースとの相性も良好です。

ベント孔はバックハウジングの上側面に1ヶ所。

装着感は5点満点中4.6点といったところ。


🟦試聴環境
DAP:SONY NW-WM1AM2
IC:k's Audio Works Ark Genesis IC V3
DAC/AMP:MUSE HiFi M5 Ultra / SOUND TIGER Pure
Cable:付属ケーブル・EFFECT AUDIO Ares S Ⅱ×Cadmus Ⅱ
イヤーピース:付属イヤーピース・DIVINUS VELVET WIDE BORE


〈リファレンス曲〉(順不同)
・米津 玄師:KICK BACK
・coldrain:MAYDAY
・10-FEET:第ゼロ感
・Uru:心得
・King Gnu:TWILIGHT!!!
・米津 玄師&宇多田ヒカル:JANE DOE
・SOUL’d OUT:Magenta Magenta
・SawanoHiroyuki[nZk]:PROVANT(feat.Jean-Ken Johnny & TAKUMA)
・YUJI OHNO TRIO:Theme From Lupin Ⅲルパン三世のテーマ
・久石 譲&ロイヤル・フィルハーモニー管弦楽団:The Legend of the Wind
・久石 譲アンサンブル:DEAD Suite[愛の歌]


🟦サウンドインプレッション(150時間エージング後・音量58)
低音域
サブベースの量感はやや多めで、下に伸びる感覚があります。
質感は柔らかく広がりつつ、良い塩梅で輪郭として残ります。
アタックも良好で、テンポの速い曲でもしっかり音の厚みを感じます。
AMPを通すと、締まりと空間の奥行きが明確になり、質感が向上しました。


中音域
ボーカルはやや前傾向。
女性ボーカルは輪郭がはっきりし、男性は豊かで細くならず、男女共に自然に鳴らしてくれます。
ボーカルの息遣い・ビブラート等が明確です。
楽器も同様、ギター・ピアノ・ドラムの音は薄くなりません。
かと言って、中低域がこってりしすぎて鈍くなる感じもありません。
ATI-SW導波管の恩恵もあり、背景が静かでバランスが非常に安定しています。


高音域
金属楽器の倍音の伸びが良く、音数の多い楽曲でもごちゃつかず各音を追いやすい高音です。
スッキリとした質感で粒立ちがあり、やや明るめ。
煌めきとしては控えめで、刺さりは感じません。
超高域をマイクロプラナー2基が担当している為、BAだけの機種より空気感と余韻の広がりを感じます。
高域が苦手な方でも、聴き疲れしにくい印象です。


音場・解像度等
横方向に広く、ボーカルはやや手前、楽器はその外側に配置。
上下は下方向にやや深みを感じますが、上方向は天井を感じ、ステージで聴いているような空間です。
分離は良好で、音数の多い曲やテンポの速い曲でも団子にはなりません。
背景の静けさもあり、解像度は価格帯としては非常に良好です。


【音質の評価】
低音 ーーー〇ー(4.6)
中音 ーーー〇ー(4.8)
高音 ーーー〇ー(4.7)
空間 ーーー〇ー(4.6)

【音の傾向】
低域 ー〇ーーー 高域
狭い ーー〇ーー 広い
繊細 ーー〇ーー 迫力
柔 ー〇ーーー 硬
寒 ーー〇ーー 暖
※同価格帯の有線イヤホンを基準とした評価となります。


【まとめ】
『Light Shuttle』の音をまとめると、やや重心の低いU字~穏やかなW字型で、ボーカルが近め、高域は伸びるが尖らないという印象。
公式も「バランスが良く、透明で、ボーカル中心、空間に余裕がある」と位置づけています。
『CanJam Singapore』での試作フィードバックを反映した、と明言しているのもこの方向性と一致しています。
音楽として聴きやすい音に仕上げられています。

低音や高音、音場の物足りなさはエージングやリケーブルで解消される事があります。
付属ケーブルでも十分な音質ですが、リケーブルやイヤーピース等の変更で音質や空間表現の変化も楽しめます。
ポタアン等を使用したほうが『Light Shuttle』のポテンシャルを発揮する事が出来ます。


手持ちリケーブルの相性としては、『EFFECT AUDIO Ares S Ⅱ×Cadmus Ⅱ(UP-OCC純銅リッツ線と中央ソリッドコア、UP-OCC銀メッキ銅リッツ線と中央ソリッドコア)』が個人的には気に入りました。

『EFFECT AUDIO Ares S Ⅱ×Cadmus Ⅱ』・・・バランスは保ったまま、低域がより沈んで弾力感が向上します。
ボーカルが濃密になり、一歩前に出てくる印象。
高域と空間が、わずかにクリアになり見通しが良くなりました。
『Light Shuttle』の音をもう少し厚く、もう少しダイナミックにしたい方にお勧めのリケーブルです。


気になるところは特にありませんが、特化しているところが無いので、秀でた特徴がありません。
この機種は、どこかを極端に伸ばさない事で成立されている機種のように思います。
人によっては、その穏やかな音が物足りなく聞こえるかもしれません。


さて【Juzear Light Shuttle 時光機】の感想でしたがいかがでしたでしょうか。
楽しさと聴きやすさの配分が上手く、派手な音で圧倒するより、曲を最後まで聴きたくなるようなIEMです。
7ドライバーという一般的に多ドラと言われる機種ですが、それぞれのドライバーの帯域を分けたうえで、 一つの音として聴かせてくれるのは好印象でした。
「厚みのある低域、魅力的なボーカル、整理された高域」という音の好みの方にお勧め出来る1台です。
リスニング寄りの完成度が高い音です。


お勧めのジャンルは、J-POP・ロック・アニソン・EDM・アコースティックです。


最後にこのような機会を頂きました、HiFiGo様に感謝致します。

以上になります。
長文失礼しました。


【購入リンク】
AliExpress
https://s.click.aliexpress.com/e/_c3NwIZ9F

Amazon
https://amzn.asia/d/04XAkomJ

#79 【Kiwi Ears STARDUST】低音の土台しっかり、滑らかな高音 ウォーム系IEM[レビュー]

今回はLinsoui様よりご提供いただきました、【Kiwi Ears STARDUST】のレビューとなります🎧

エージング100時間後の個人的評価となります。


「Kiwi ears」は2019年創業の中華イヤホンブランドで、高品質且つコストパフォーマンスに優れたIEMをハイペースで世に送り出し、オーディオマニアの間でも高い注目を集めています。


「Kiwi Ears」からは過去に『Aether(1Planar)』『Astral(1DD+6BA)』『Orchestra Ⅱ(10BA)』『HALCYON(1DD+1MEMS+3BA)』等、
多ドラから平面駆動構成等も発売しており、どれも個性の強いIEMで高い評価を得ています。









免責事項:
本レビューではレビューサンプルとしてLinsoul様より製品をご提供いただきました
本レビューに対して金銭のやりとりは一切無く、レビュー内容が他の手段で影響される事はありません。
以下の記載内容は個人的評価と製品の紹介となります。



🟦仕様
🔸ドライバー構成:1DD(10㎜PU+LCP振動板)+4BA(カスタム)
🔸インピーダンス:13Ω
🔸周波数特性:20Hz~40KHz
🔸音圧感度:107db±3dB
🔸コネクター:0.78㎜/2pin(イヤホン側はフラット)
🔸プラグ(3.5㎜マイク無し) ※3.5㎜マイク付き、マイク付きType-C購入時選択


🟦付属品
🔸キャリングケース
🔸ケーブル
🔸イヤーピース2種類(シリコン製 各 S/M/Lサイズ)


🟦外観
フェイスプレートはアルマイト処理した航空グレードのアルミ合金。
デザインはプレートに埋め込まれたプリントをコーティングで仕上げています。
色は主にターコイズブルー?でグラデーションしており、中央にKiwi Earsのロゴが印字されています。


参考に同社の『Astral(1DD+6BA)』と大きさ・厚みを比べてみました。
写真左『STARDUST』右『Astral』




シェルは軽量なレジンポリマーで、色は透明ブラックで中がわずかに見える仕様です。
厚みは構成にしては薄めで滑らかに加工が施されており、装着感は良好です。

ベント孔はバックハウジングに2ヶ所。

装着感 ーーー〇ー(4.6)


🟦試聴環境
DAP:SONY NW-WM1AM2
IC:k's Audio Works Ark Genesis IC V3
DAC/AMP:FIIO BTR7/SOUND TIGER Pure
Cable:付属ケーブル・NICEHCK SnouWings
イヤーピース:付属イヤーピース・DIVINUS VELVET WIDE BORE


〈リファレンス曲〉(順不同)
・米津 玄師:KICK BACK
・coldrain:MAYDAY
・10-FEET:第ゼロ感
・Uru:心得
・King Gnu:TWILIGHT!!!
・米津 玄師&宇多田ヒカル:JANE DOE
・SOUL’d OUT:Magenta Magenta
・SawanoHiroyuki[nZk]:PROVANT(feat.Jean-Ken Johnny & TAKUMA)
・YUJI OHNO TRIO:Theme From Lupin Ⅲルパン三世のテーマ
・久石 譲&ロイヤル・フィルハーモニー管弦楽団:The Legend of the Wind
・久石 譲アンサンブル:DEAD Suite[愛の歌]


🟦サウンドインプレッション(100時間エージング後・音量50)
低音域
サブベースの沈み込みは深く、曲の土台となります。
量感は極端に多いわけではなく、深いところまで追いやすいので、量以上に存在感が出る印象。
キックやベースのアタックが分かりやすく、立上りが明確でタイトに鳴らしてくれます。
ミッドベースにやや温かみがあり、若干の膨らみを感じます。


中音域
ニュートラル寄りで、やや暖色なサウンド。
厚みと湿度があり、しっとりとした質感です。
ボーカル位置は楽曲によって異なり、楽器帯より半歩~前傾向。
伴奏も密度を保ったままボーカルへ自然にフォーカスします。
ギターやピアノ等の粒立ちが良好で、音数の多い楽曲でもごちゃつきはありません。
高域が派手すぎないので、落ち着いた曲に浸りやすい印象です。


高音域
滑らかさがあり、落ち着いた音色。
女性ボーカルの伸びや金属楽器の余韻は控えめです。
全体的に高域を抑えた印象で、BA特有の金属感もほぼありません。
刺さりはありませんが、個人的にはもう少しキレとアタックが欲しいところ。
やはりウォーム寄りなので、高域が苦手な方向きという印象。


音場・分離等
閉塞感があり、狭め。
ライブハウス又は、スタジオで聴いているような臨場感があります。
解像度は同価格帯と比べても、飛び抜けて高いというより必要十分といった印象。
細かい粒立ちでみせるタイプではなく、厚みを残したまま分離するタイプです。


【音質の評価】
低音 ーーー〇ー(4.5)
中音 ーーー〇ー(4.6)
高音 ーーー〇ー(4.4)
空間 ーーー〇ー(4.5)

【音の傾向】
低域 ー〇ーーー 高域
狭い ○ーーーー 広い
繊細 ーーー〇ー 迫力
柔 ーー〇ーー 硬
寒 ーーー〇ー 暖
※同価格帯の有線イヤホンを基準とした評価となります。


【まとめ】
低域は減衰良く、中域は厚みと自然さが両立する、高域は滑らかで余韻と刺激は控えめなサウド。
音量でも少し性格が変わり、小さめの音量だと低域がタイトになり、ボーカルと高域の輪郭が保たれます。
大きめの音量だと、低域の弾力とアタック感が増し、曲の躍動感が向上します。

低音や高音、音場の物足りなさはエージングやリケーブルで解消される事があります。
付属ケーブルでも十分な音質ですが、リケーブルやイヤーピース等の変更で音質や空間表現の変化も楽しめます。
ポタアン等を使用したほうが『STARDUST』のポテンシャルを発揮する事が出来ます。


手持ちリケーブルの相性としては、『NICEHCK SnowWings 4.4㎜(24K金メッキ 7N銀メッキOCC(OFCプラグ))が個人的には気に入りました。

『NICEHCK SnowWings』・・・純正のウォームで自然なバランスから、明るくクリアで伸びの良い、
若干モニター寄り+空間が広がった音になります。
低域の量を重視するより、高域の伸び・解像・開放感を活かしたい方にお勧めのリケーブルです。


気になるところは2点
・高域に煌めきや余韻を求める方には不向き
・端子が3.5㎜又は、Type-Cの選択で、4.4㎜(バランス)プラグの付属が無い。
最近では1万円以下でも、4.4㎜プラグ対応のモジュラータイプ仕様がある中で、選択肢の中に無いのは辛い。


さて【Kiwi Ears STARDUST】の感想でしたがいかがでしたでしょうか。
最初の数秒で驚かせるより、数曲聴いているうちに「これでいい」と思いやすい音です。
低域の土台がしっかりした、聴き疲れしにくいオールラウンダーのように感じました。
リケーブルで音の変化がしやすいのは、マニアの方も楽しめるところです。

お勧めのジャンルは、ポップス・EDM・ヒップホップ・アコースティック・バラードです。


最後にこのような機会を頂きました、Linsoul様に感謝致します。

以上になります。
長文失礼しました。


【購入リンク】
AliExpress
https://s.click.aliexpress.com/e/_c3YPvoFJ

Amazon
https://amzn.asia/d/014yFeUR

#78 【PULA Arc】低音の厚みとボーカルの聴きやすさが魅力[レビュー]

今回はHiFiGo様よりご提供いただきました、【PULA Arc 円弧】のバランス接続のレビューとなります🎧

エージング100時間後の個人的評価となります。


【PULA AUDIO】は中国・東莞を拠点とする新興オーディオブランドで、主にインイヤーモニターを展開しています。
音への情熱を基盤に、独立した研究・開発、高度なチューニング技術、統合されたサプライチェーンを強みとし、優れた音質と洗練されたデザインを手頃な価格で提供する事を目指しています。


『PULA Audio』からは過去に、「PA01(1DD)」「PA02(1DD+4BA)」「ANVIL114(1DD+1BC+4BA)」「Unicrom 杢(1DD)」を発売しており、それぞれに個性があり、どれも高い評価を得ています。









免責事項:
本レビューではレビューサンプルとしてHiFiGo様より製品をご提供いただきました。
本レビューに対して金銭のやりとりは一切無く、レビュー内容が他の手段で影響される事はありません。
以下の記載内容は個人的評価と製品の紹介となります。



🟦仕様
🔸ドライバー構成:1DD(10㎜(6μm一体型PET振動板))
🔸磁気回路:N52ネオジムデュアルマグネット
🔸インピーダンス:32Ω
🔸周波数特性:20Hz〜20kHz
🔸音圧感度:104dB/mW(1kHz)
🔸コネクター:0.78mm/2pin(イヤホン側はフラット)
🔸端子:3.5㎜ / Type-C(内蔵DAC+マイク付き)※購入時選択


🟦付属品
🔸ケーブル
🔸イヤーピース(シリコン製1種類 S/M/Lサイズ)


🟦外観
フェイスプレートはアルミニウム合金(CNC削り出し)、シェルは透明の樹脂といった低価格帯でよく見るハウジング。
『Arc 円弧』という名前が反映されているようなフェイスプレートデザイン。
透明樹脂シェルから内部のドライバーが見える仕様で、価格帯としてはプレミアム感もありPULAの自信を感じるデザインです。





参考に同社の同構成『Unicrom 杢(1DD)』と大きさ・厚みを比べてみました
写真左『Arc』右『Unicrom 杢』





アルミニウム合金と樹脂の組合せで非常に軽く(片側約4g)、長時間の装着でも疲労は感じません。
ノズルの角度がUnicromと異なりますが、一般的なイヤーピースとの相性も良好です。

ベント孔はバックハウジングに1ヶ所。

装着感 ーーー〇ー(4.5)


🟦試聴環境
DAP:SONY NW-WM1AM2
IC:k's Audio Works Ark Genesis IC V3
DAC/AMP:MUSE HiFi M5 Ultra / SOUND TIGER Pure
Cable:付属ケーブル・ivipQ 525
イヤーピース:付属イヤーピース・DIVINUS VELVET WIDE BORE


〈リファレンス曲〉(順不同)
・米津 玄師:KICK BACK
・coldrain:MAYDAY
・10-FEET:第ゼロ感
・Uru:心得
・King Gnu:TWILIGHT!!!
・米津 玄師&宇多田ヒカル:JANE DOE
・SOUL’d OUT:Magenta Magenta
・SawanoHiroyuki[nZk]:PROVANT(feat.Jean-Ken Johnny & TAKUMA)
・YUJI OHNO TRIO:Theme From Lupin Ⅲルパン三世のテーマ
・久石 譲&ロイヤル・フィルハーモニー管弦楽団:The Legend of the Wind
・久石 譲アンサンブル:DEAD Suite[愛の歌]


🟦サウンドインプレッション(100時間エージング後・音量55)
低音域
サブベースに適度な沈み込みがあり、ミッドベースはパンチと厚みがありバランスが取れています。
キックやベースもしっかり出ていますが、情報量の多い楽曲だと、やや緩みやごちゃつく傾向があります。
アタックはシングルDDらしい速さがあり、減衰も自然で物理的な重みを感じます。
重低音好きな方向けの量感ではなく、音楽支える程度の量感と質感といった印象。


中音域
低域の厚みが下支えとなり、全体に温かみを感じます。
ボーカルはやや前方に位置し、女性ボーカルは明瞭で躍動的、男性ボーカルは滑らかで艶感があります。
PULAが目指した「透明で疲労感のない中域」が表れており、歌ものやアコースティックで魅力を発揮します。
個人的には少々密閉感を感じてしまう場面がありましたが、総じてまとまりの良さを感じました。


高音域
滑らかで制御された印象が強く、金属楽器のニュアンスをある程度表現しますが、煌めきや耀きはかなり控えめに感じます。
かと言って暗くなりすぎる事はなく、全体のバランスを崩さない程度の明るさは保っています。
刺さりは無く、聴き疲れしにくいという点では価格帯では優秀です。


音場・解像度等
楽曲によって空間表現が違うように感じました。
ポップスやアコースティックはやや横方向に広く感じ、ヒップホップ等の元々低音が強い楽曲は密閉感がありました。


【音質の評価】
低音 ーーー〇ー(4.5)
中音 ーーー○ー(4.5)
高音 ーーー〇ー(4.3)
空間 ーーー〇ー(4.3)

【音の傾向】
低域 ー○ーーー 高域
狭い ー○ーーー 広い
繊細 ーーー○ー 迫力
柔 ー〇ーーー 硬
寒 ーーーー○ 暖
※同価格帯の有線イヤホンを基準とした評価となります。


【まとめ】
『Arc』はウォームで滑らか、聴きやすく音楽的な音質です。
低域の適度な厚みとアタック感、中域の艶と自然さ高域の刺激の無さが上手く繋がり、エントリークラスとしては完成度の高いバランスを実現しています。

低音や高音、音場の物足りなさはエージングやリケーブルで解消される事があります。
付属ケーブルでも十分な音質ですが、リケーブルやイヤーピース等の変更で音質や空間表現の変化も楽しめます。
ポタアン等を使用したほうが『Arc』のポテンシャルを発揮する事が出来ます。


手持ちリケーブルの相性としては、『ivipQ 525(7N単結晶銅OCC銀メッキ(8芯構成 1芯140×8))が個人的には気に入りました。

『ivipQ 525+Arc』・・・低域は量感を保ちつつタイトになり、締まりやアタック感が向上。
中高域の解像度と音場の広がりもやや向上しました。
全体的に音が整理され、よりクリアでメリハリがつく印象です。


気になるところは2点
・付属品がケーブル・イヤーピースのみと最小限
・音数(情報量)が多い楽曲だと、ややごちゃつく傾向がある


さて【PULA Arc】の感想でしたがいかがでしたでしょうか。
低予算帯ながらビルドと装着感で好印象を与え、音はウォームで音楽的にまとまっている為、コスパ重視でデザインにも拘りたい方、初めての有線イヤホンを探している方にお勧めのように感じました。
高域を抑制して疲労感を極力抑えた音楽を楽しむ為のサウンドです。


お勧めのジャンルは、ロック・J-POP・ポップス・アコースティック・EDMです。


最後にこのような機会を頂きました、HiFiGo様に感謝致します。

以上になります。
最後までお読みいただきありがとうございます。
長文失礼しました。


【購入リンク】
AliExpress
https://s.click.aliexpress.com/e/_c35CqMe7

Amazon
https://amzn.asia/d/0fSqaplq

#77 【JUZEAR Nimbus 流云】交換ノズルで3つの音を楽しむ 低価格帯の実力派1DD入門機[レビュー]

今回はHiFiGo様よりご提供いただきました、【Juzear Nimbus 流︎︎云】のバランス接続のレビューとなります🎧

エージング100時間後の個人的評価となります。


【JUZEAR】は2016年設立の中国の新興オーディオブランド。
「流行を追うのではなく、本当に音を愛するリスナーの為の製品をつくる」という姿勢で、
丁寧なチューニングと職人的なものづくりを重視しています。


【JUZEAR】からは過去に『Clear(1DD)』『41T(4BA+1DD)』『Defiant 鳴神(3BA+1DD)』『Harrier(6BA+1DD)』等を発売しています。
最近では著名レビュアーとのコラボモデルも多く発売し、どれも個性の強いIEMで高い評価を得ています。









免責事項:
本レビューではレビューサンプルとしてHiFiGo様より製品をご提供いただきました。
本レビューに対して金銭のやりとりは一切無く、レビュー内容が他の手段で影響される事はありません。
以下の記載内容は個人的評価と製品の紹介となります。



🟦仕様
🔸ドライバー構成:1DD(10㎜MACCD(多層アモルファス炭素複合体ダイアフラム))
🔸インピーダンス:32Ω
🔸周波数特性:20Hz〜20kHz
🔸音圧感度:108dB±1dB SPL/mW
🔸コネクター:0.78mm/2pin(イヤホン側は埋込み)


🟦付属品
🔸キャリングポーチ
🔸着脱式ケーブル(6N単結晶銅(銀メッキ))
🔸イヤーピース3種類(シリコン製2種類 S/M/Lサイズ)
🔸プラグ(3.5㎜・4.4㎜プラグ対応のモジュラータイプ)
🔸クリーニングクロス
🔸チューニングノズル(装着分と併せて3種類)


🟩チューニングノズル
🔸白(標準・ニュートラル):バランス重視の基準音。全体のバランスが最も自然。
🔸赤:高域をやや強調。メリハリが強まり、ドンシャリ寄りに。
シャキッとした印象で、明るいソースやテンポの速い曲に合う。
🔸黒:高域をやや抑えめに。柔らかくレスポンスの良いW字型に近づきます。
低域の存在感が相対的に増し、バランスが整います。





🟦外観
金属製フルハウジングにガラス製のフェイスプレートを組み合わせた仕様。
鏡面仕上げで光の当て方によって色味が変化します。
同構成の『Clear』が樹脂筐体だったのに対し、剛性感と制振性が向上しています。


参考に同社の『Nebula 星雲(3BA+1DD+1MPD)』と大きさ・厚みを比べてみました。
写真左『Nimbus』右『Nebula』




構成に違いがあるので参考程度にご覧ください。
重量は金属筐体の為、多少重たさを感じますが(片側約11g)装着時はそれほど重たさを感じません。
ノズルはやや長めですが一般的なイヤーピースとの相性も良好です。

ベント孔はバックハウジングに2ヶ所。

装着感 ーーー〇ー(4.5)


🟦試聴環境
DAP:SONY NW-WM1AM2
IC:k's Audio Works Ark Genesis IC V3
DAC/AMP:MUSE HiFi M5 Ultra / SOUND TIGER Pure
Cable:付属ケーブル(4.4㎜)・NICEHCK SnowLuna
イヤーピース:付属イヤーピース


〈リファレンス曲〉(順不同)
・米津 玄師:KICK BACK
・coldrain:MAYDAY
・10-FEET:第ゼロ感
・Uru:心得
・King Gnu:TWILIGHT!!!
・米津 玄師&宇多田ヒカル:JANE DOE
・SOUL’d OUT:Magenta Magenta
・SawanoHiroyuki[nZk]:PROVANT(feat.Jean-Ken Johnny & TAKUMA)
・YUJI OHNO TRIO:Theme From Lupin Ⅲルパン三世のテーマ
・久石 譲&ロイヤル・フィルハーモニー管弦楽団:The Legend of the Wind
・久石 譲アンサンブル:DEAD Suite[愛の歌]


🟦サウンドインプレッション(100時間エージング後・音量50)
※ノズルはデフォルト(白)
低音域
密度と弾力感が高く、柔らかみのある低音です。
量感は控えめですが、アタックが強めな印象。
弾力感が下支えしてくれるイメージで、ノリが良くリズムを刻む曲と相性が非常に良い。
輪郭が追いやすく、各楽器の音もハッキリと鳴らしてくれます。
全体として楽しく力強い低音です。


中音域
厚みと潤いが伴い、弦楽器や管楽器は自然な抜け感で丁寧に描かれます。
生楽器・生演奏との相性が良く、楽器の質感を素直に表現しています。
デジタル音源だと音圧が高いせいか、距離が近くなり、空間がやや狭くなります。
ボーカルは前傾向で、クリアで明るく厚みを感じます。
特に女性ボーカルに焦点が合いやすい印象。
明瞭で艶感のある元気サウンドです。
箱出しから感じていたマスクは、しっかり鳴らし込むことにより改善されました。


高音域
余韻と空間への抜け感が良く、伸びは可もなく不可もなく。
金属楽器の倍音はナチュラルで刺さりは無く、長時間のリスニングでも疲労感はありません。
適度にディテールがあり、価格を考えると満足度の高い仕上がりです。


音場・解像度等
横方向は標準的で、縦方向と奥行きに抜け感があり狭さを感じにくい。
情報量も十分で、滑らかさを保ちつつ細かい音も埋もれにくい印象です。
1DDらしいまとまりと立体感があり、空気感も良好です。


【音質の評価】
低音 ーーー〇ー(4.7)
中音 ーーー○ー(4.5)
高音 ーーー〇ー(4.3)
空間 ーーー〇ー(4.5)

【音の傾向】
低域 ーー○ーー 高域
狭い ーー○ーー 広い
繊細 ーー○ーー 迫力
柔 ー〇ーーー 硬
寒 ーー○ーー 暖
※同価格帯の有線イヤホンを基準とした評価となります。


【まとめ】
やや明るめで元気がありつつ、適度な潤いと厚みを持つバランス型のIEMです。
ウォーム寄りでもクール寄りでもなく、ニュートラルに近い中間的なサウンド。
力まず自然に音楽を楽しめます。

低音や高音、音場の物足りなさはエージングやリケーブルで解消される事があります。
付属ケーブルでも十分な音質ですが、リケーブルやイヤーピース等の変更で音質や空間表現の変化も楽しめます。
ポタアン等を使用したほうが『Nimbus』のポテンシャルを発揮する事が出来ます。


手持ちリケーブルの相性としては、『NICEHCK SnowLuna(7NOCC銀メッキ+アルミ銅合金ミックス)』が個人的には気に入りました。

『NICEHCK SnowLuna』・・・解像度・クリアさ・分離感が向上し、音の見通しが良くなります。
情報量も増し、粒立ちも良くなります。
特に明瞭感・シャープさ・ディテールが強調され、明るく華やかで柔らかくまとまる印象です。
低域の量感に大きな変化は無いものの、キレとスムーズさが向上しました。


気になるところは、箱出しは中~高音域にマスクを感じた事でしょうか。
しっかりエージングする事をお勧めします。


さて【Juzear Nimbus 流云】の感想でしたがいかがでしたでしょうか。
約50$という価格でモジュラータイプの4.4㎜プラグ(バランス接続)も同梱されているという贅沢な付属品。
初心者の方でも、別でケーブルを購入する事無くバランス接続を楽しむ事が出来ます。
派手さより、毎日自然に楽しく音楽を聴ける心地良さを重視したチューニングだと感じました。

サウンドステージの広がりや、高解像度を求めるマニアの方には物足りない部分もありますが、価格と総合力を考えると非常に優秀なIEMだと思います。

お勧めのジャンルは、ロック・ポップス・ライブ音源(生楽器・生演奏系)です。


最後にこのような機会を頂きました、HiFiGo様に感謝致します。

以上になります。
長文失礼しました。


【購入リンク】
AliExpress
https://s.click.aliexpress.com/e/_c4rgMrkT

HiFiGo Official
https://hifigo.com/products/juzear-poise-series-nimbus?srsltid=AfmBOoq2vdLjZxKNaHsIAKCqHiJ6W-v0OMfwlCXSSAQSaAt_1p_BdThC

#76 【Binary 1900】パッシブラジエーター搭載でボーカルと楽器が生きる自然なチューニング[レビュー]

今回はHiFiGo様よりご提供いただきました、【Binary 1900】のバランス接続のレビューとなります🎧

エージング100時間後の個人的評価となります。


『Binary Acoustics』は2017年設立の中国の新興オーディオブランド。
『Binary Acoustics』からは過去に『Gizaudio×Binary Chopin(3BA+1DD)』『Dynaquattro(4DD)』『EP321 MEMS(3BA+2DD+1MEMS)』を発売し、どれも個性の強いIEMで高い評価を得ています。







免責事項:
本レビューではレビューサンプルとしてHiFiGo様より製品をご提供いただきました。
本レビューに対して金銭のやりとりは一切無く、レビュー内容が他の手段で影響される事はありません。
以下の記載内容は個人的評価と製品の紹介となります。



🟦仕様
🔸ドライバー構成:1DD(10㎜)+パッシブラジエーター(6㎜)+4BA
🔸インピーダンス:10Ω@1kHz
🔸周波数特性:8Hz〜40kHz
🔸音圧感度:124dB/Vrms@1kHz
🔸コネクター:0.78mm/2pin(イヤホン側はフラット)





🟦付属品
🔸布製キャリーケース
🔸ケーブル(銀メッキ無酸素銅)
🔸イヤーピース2種類(シリコン製 各 S/M/Lサイズ)
🔸プラグ(購入時3.5㎜シングルエンド又は4.4㎜バランスを選択可能)


🟦外観
316ステンレススチールを採用したフェイスプレートは、抽象的な幾何学模様のラインで構成されています。
そのパターンは、大海原を育大型客船の航跡を思わせると同時に、都市の街路、ピアノの鍵盤、そして音楽のリズムが織りなす風景のようでもあります。
単一の方向に流れるのではなく、自由自在に伸び、互いに交差するラインの数々は『1900』の即興演奏を彷彿とさせます。
そこに決まった道筋こそありませんが、独自の秩序とリズムが常に保たれているのです。

パターンの中に組み込まれた『1900』の文字は、単なる製品名にとどまりません。
それは、音楽と海との間にその名を刻まれた、類まれな才能を持つピアニストの名を象徴しています。
シルバーとダークな色調が織りなす鮮烈なコントラストは、ヴィンテージの趣と神秘性、そして現代性を併せ持つ独特の個性を生み出し、『1900』の自由奔放で型にとらわれない性格を映し出しています。

と、『1900』のフェイスプレートには、海のように深~い意味が込められています。


参考に同社の『EP321 MEMS(2DD+3BA+1MEMS)』と大きさ・厚みを比べてみました。
写真左『1900』右『EP321』




筐体の大きさ・厚みはほぼ同じです。
筐体サイズはやや大きめですが、耳道に沿った曲線設計により、フィット感は良好です。
重量はFPがステンレスの為、多少重みがありますが(片側約8.7g)装着時は重たさを感じません。

ベント孔はフェイスプレート下側に1ヶ所。

装着感 ーーー〇ー(4.6)


🟦試聴環境
DAP:SONY NW-WM1AM2
IC:k's Audio Works Ark Genesis IC V3
DAC/AMP:MUSE HiFi M5 Ultra / Utsusemi Works SOUND TIGER Pure
Cable:付属ケーブル・NICEHCK Engr.00
イヤーピース:付属イヤーピース


〈リファレンス曲〉(順不同)
・米津 玄師:KICK BACK
・coldrain:MAYDAY
・10-FEET:第ゼロ感
・Uru:心得
・King Gnu:TWILIGHT!!!
・米津 玄師&宇多田ヒカル:JANE DOE
・SOUL’d OUT:Magenta Magenta
・SawanoHiroyuki[nZk]:PROVANT(feat.Jean-Ken Johnny & TAKUMA)
・YUJI OHNO TRIO:Theme From Lupin Ⅲルパン三世のテーマ
・久石 譲&ロイヤル・フィルハーモニー管弦楽団:The Legend of the Wind
・久石 譲アンサンブル:DEAD Suite[愛の歌]


🟦サウンドインプレッション(100時間エージング・音量50)
低音域
DDに低域にパッシブラジエーターを加えた事により、深みがあり主張しすぎない上品な低域になっています。
サブベースの伸びが良く、ホールに響くような重厚さを自然に感じられます。
量感はやや控えめで、中低域を下支えするような弾力ある質感です。
スピード感があり、タイトで機敏な鳴りです。
箱出し時はやや粗さを感じましたが、30~40時間程のエージングで安定しました。


中音域
透明感があり、自然で明瞭なサウンド。
ボーカル位置は前傾向で、息遣いやニュアンスが丁寧に表現されています。
楽器の定位と分離も優秀で、ピアノや弦楽器の響きが魅力的に広がります。
やや温かみがありますが、ニュートラル寄り。


高音域
詳細で煌めきがあり、エネルギッシュの中に滑らかさも感じます。
金属楽器の空気感やディテールが豊富ですが、刺さりや疲労感はありません。
分析的な解像度というより、全体の調和を重視した印象。
バランスがとても良く、抜け感も良好です。


音場・分離
全体的に広めで奥行きもあり、空気感というよりスケール感が優秀に感じました。
響きが立体的で、オーケストラでは静から動へのコントラストが美しく優秀です。
楽器の定位も正確で、複雑な楽曲でもごちゃつく事はありません。


【音質の評価】
低音 ーーー〇ー(4.8)
中音 ーーー〇ー(4.8)
高音 ーーー〇ー(4.6)
空間 ーーー〇ー(4.7)

【音の傾向】
低域 ー〇ーーー 高域
狭い ーーーー〇 広い
繊細 ー〇ーーー 迫力
柔 ーー〇ーー 硬
寒 ーー○ーー 暖
※同価格帯の有線イヤホンを基準とした個人的評価となります。


【まとめ】
映画『The Legend of 1900』の天才ピアニストにちなんで命名されています。
Binaryがこれまで追求してきた「感情豊かで音楽的な表現」と「現代的でダイナミックなインパクト」を融合させたチューニングになっています。
パッシブラジエーターを搭載する事により、DDの低域を量ではなく質と重みで補っている印象です。
4つのBAは主に中高域を担当し、滑らかで分離の優れた表現を奏でてくれます。

低音や高音、音場の物足りなさはエージングやリケーブルで解消される事があります。
付属ケーブルでも十分な音質ですが、リケーブルやイヤーピース等の変更で音質や空間表現の変化も楽しめます。
インピーダンスが低く感度が高い為、スマートフォン等でも十分に駆動可能ですが、ポタアン等を使用したほうが『1900』のポテンシャルを発揮する事が出来ます。


手持ちリケーブルの相性としては、『NICEHCK Engr.002(6N純銀線)』が個人的には気に入りました。

『NICEHCK Engr.002』・・・低音域はパッシブラジエーターによる深みや弾力はそのままに、ボーカルや楽器の輪郭がややシャープになり、明瞭度が増します。
温かみがやや薄れ、若干ドライ寄りな変化を感じました。
高域はよりクリアで伸びやかになり、空気感・ディテールが向上し、『1900』本来の明るくエネルギッシュな高域がさらに強調されます。
特に解像度が上がり、より分析的で煌めきのあるサウンドになりました。


気になるところは、プラグが3.5㎜・4.4㎜のモジュラータイプではないところでしょうか。
マニアの方については、リケーブルするからどちらでも良いかもしれませんが、初心者の方はやはりシングルエンドとバランスの違いを、なるべくお金を掛けずに聴いてみたいのではないでしょうか。


さて【Binary 1900】の感想でしたがいかがでしたでしょうか。
本機が発表された時は、中高域~高域メインのIEMなのかなと勝手に想像していましたが、
パッシブラジエーター搭載という事で低域~中低域メインのIEMだった事にまず驚きました。
公式のコンセプト通り「生き生きとして感情豊か」で、洗練され軽やかでバランスの良いサウンドです。
極端に派手ではなく、軽やかで自然、没入感のあるバランスに仕上がっています。


お勧めのジャンルは、J-POP・オーケストラ・ジャズ・アニソン等幅広い楽曲で楽しめます。
特に生楽器やスケール感を活かした楽曲に向いています。


最後にこのような機会を頂きました、HiFiGo様に感謝致します。

以上になります。
長文失礼しました。


【購入リンク】
AliExpress
https://s.click.aliexpress.com/e/_c3Iikcmn

Amazon
https://amzn.asia/d/0020KNmb

#75 【Juzear×ViVir Digital FIESTA】 躍動感と音楽性を両立 聴けば気分はフェスティバル!? {レビュー}

今回はHiFiGo様よりご提供いただきました、【Juzear×ViVir Digital FIESTA】のバランス接続のレビューとなります🎧

エージング100時間後の個人的評価となります。


【JUZEAR】は2016年設立の中国の新興オーディオブランド。
「流行を追うのではなく、本当に音を愛するリスナーの為の製品をつくる」という姿勢で、丁寧なチューニングと職人的なものづくりを重視しています。


🟥『ViVir Digital』とは?
メキシコを拠点とする著名なオーディオレビュワー/YouTubeチャンネルです。
特にイヤホンやDAP、ポータブルオーディオ機器のレビューで知られており、スペイン語圏のオーディオファンから高い支持を集めています。
YouTube登録者数は15万人以上とされ、近年はメーカーとのコラボモデルの開発にも関わっています。


【JUZEAR】からは過去に『41T(4BA+1DD)』『Dragonfly 81T(8BA+1DD)』『Defiant 鳴神(3BA+1DD)』『Harrier(6BA+1DD)』を発売し、どれも個性の強いIEMで高い評価を得ています。









免責事項:
本レビューではレビューサンプルとしてHiFiGo様より製品をご提供いただきました。
本レビューに対して金銭のやりとりは一切無く、レビュー内容が他の手段で影響される事はありません。
以下の記載内容は個人的評価と製品の紹介となります。



🟦仕様
🔸ドライバー構成:1DD(カーボン-PU複合振動版)+3BA
🔸クロスオーバー:金メッキPCB+3way完全ダンピングアコースティックガイド
🔸インピーダンス:32Ω
🔸周波数特性:20Hz〜20kHz
🔸音圧感度:109dB±1dB
🔸コネクター:0.78mm/2pin(イヤホン側はフラット)


🟦付属品
🔸キャリングケース
🔸3.5㎜(マイク付き)ケーブル
🔸4.4㎜バランスケーブル
🔸イヤーピース3種類(シリコン製2種類 S/M/Lサイズ、フォームタイプMサイズ)
🔸クリーニングクロス


🟦外観
『FIESTA』という名前通り、ラテンアメリカの祭り文化、特にピニャータの鮮やかなオレンジとチョコレートブラウンをモチーフに、立体感と光沢が美しく、パッと目を引く派手な印象。
中南米の陽気で明るいイメージで、パーティー感を強く押し出したデザインです。





参考に同社の構成も同じ『Defiant 鳴神(3BA+1DD)』と大きさ・厚みを比べてみました。
写真左『FIESTA』右『Defiant』




厚み・大きさについてはほぼ同じです。

ノズルはステンレスメッシュを採用し、やや太めですが一般的なイヤーピースとの相性も良好です。
ベント孔は2pin差込み口横に1ヶ所。

装着感 ーーー〇ー(4.6)


🟦試聴環境
DAP:SONY NW-WM1AM2
IC:k's Audio Works Ark Genesis IC V3
DAC/AMP:MUSE HiFi M5 Ultra / SOUND TIGER Pure
Cable:付属ケーブル・EFFECT AUDIO Cadmus
イヤーピース:付属イヤーピース / DIVINUS VELVET WIDE BORE


〈リファレンス曲〉(順不同)
・米津 玄師:KICK BACK
・coldrain:MAYDAY
・10-FEET:第ゼロ感
・Uru:心得
・King Gnu:TWILIGHT!!!
・米津 玄師&宇多田ヒカル:JANE DO
・SOUL’d OUT:Magenta Magenta
・SawanoHiroyuki[nZk]:PROVANT(feat.Jean-Ken Johnny & TAKUMA)
・YUJI OHNO TRIO:Theme From Lupin Ⅲルパン三世のテーマ
・久石 譲&ロイヤル・フィルハーモニー管弦楽団:The Legend of the Wind
・久石 譲アンサンブル:DEAD Suite[愛の歌


🟦サウンドインプレッション(100時間エージング後・音量50)
低音域
サブベースが非常に深く伸び、物理的な振動を強く感じます。
サブウーファーを耳元の置いたような感覚で、量はかなり多め。
単にブーストではなく、自然な減衰と調整されたミッドベースが長所に感じます。
量感が多い重低音は濁りがちになりますが、クロスオーバーの精度が高い為、濁りも少なく中域を邪魔する事もありません。


中音域
低域の影響を受けて、暖かく厚みのある中域です。
ボーカルは全体的に一歩後ろに引いた印象。
男性ボーカルは豊かで魅力的に、女性ボーカルは柔らかく光沢のある質感。
楽曲によっては距離感が出やすい傾向があります。


高音域
スムーズで疲労感が少ない印象です。
刺さりは無く、金属的な硬さも抑えられています。
開放感・煌びやかさ・ディテールが控えめ。
全体的に丸めで、暗め寄りのチューニングです。


音場・解像度等
音場は全体的に狭めですが、深い低域により、ある程度の高さを感じます。
解像度・分離については、低域の強さから音数の多い楽曲ではやや密集感があります。
オーケストラやライブ音源には向いていない印象です。


【音質の評価】
低音 ーーー〇ー(4.7)
中音 ーーー○ー(4.5)
高音 ーーー〇ー(4.3)
空間 ーーー〇ー(4.3)

【音の傾向】
低域 ○ーーーー 高域
繊細 ーーー○ー 迫力
狭い ○ーーーー 広い
柔 ー〇ーーー 硬
寒 ーーーー○ 暖
※同価格帯の有線イヤホンを基準とした評価となります。


【まとめ】
1DD+3BAのハイブリッド構成で、金メッキPCB+3way完全ダンピングアコースティックガイドを採用しています。
暖かく、太く、楽しい低域重視のミュージカルチューニングでViVir Digital氏のラテン音楽嗜好を反映し、サブウーファーのような物理的な振動と余韻を重視したチューニングが特徴です。

低音や高音、音場の物足りなさはエージングやリケーブルで解消される事があります。
付属ケーブルでも十分な音質ですが、リケーブルやイヤーピース等の変更で音質や空間表現の変化も楽しめます。
ポタアン等を使用したほうが『FIESTA』のポテンシャルを発揮する事が出来ます。


手持ちリケーブルの相性としては、『EFFECT AUDIO Ares S Ⅱ』が個人的には気に入りました。

『EFFECT AUDIO Ares S Ⅱ』・・・低域の量感はそのままに質感がアップ。
ボーカルに厚みと魅力が増し、明瞭度が向上。
少し遠く感じていた女性ボーカルが自然な距離感になります。
高域は滑らかさを保ちつつ、ディテールと空気感がわずかに向上。
明瞭で聴き心地の良いサウンドになりました。


🔸こんな人にお勧めしたい
・低音が好きでノリ良く楽しく音楽を聴きたい方
・低域のフィジカルさと余韻を重視する方
・長時間快適に聴きたい方
・派手で楽しいデザインのイヤホンが欲しい方

🔹気になる点
・低音量だと低域が目立ちすぎる場合がある。
・クラシック・ジャズ・アコースティック・ボーカル中心の微細な録音等、中高域のディテールや広い音場を求める場合は不向き。


さて【Juzear×ViVir Digital FIESTA】の感想でしたがいかがでしたでしょうか。
ViVir Digital氏のチューニングにより、ラテン音楽や現代のビート中止の音楽で、体で感じるフィジカルさと疲れにくさを両立させた「暖かく楽しいサウンド」に仕上げられています。
正確さよりも楽しさとフィジカルな低域を最優先にした、キャラクターの強いIEMだと感じました。
低域好きで音楽をノリ良く楽しみたい方に強くお勧め出来る一台です。

今回モジュラータイプではなく、3.5㎜プラグのマイク付きケーブルも同梱されているという贅沢な付属品。
プラグを交換する事無く、スムーズにゲーム用途やスマートフォン直挿しで楽しむ事も可能です。


お勧めのジャンルは、EDM・Hip-Hop・レゲエ・ラテンです。
低域のグルーヴを楽しむジャンルと相性が良いと感じました。


最後にこのような機会を頂きました、HiFiGo様に感謝致します。

以上になります。
長文失礼しました。

AliExpress
https://s.click.aliexpress.com/e/_c2QvuLV5

Amazon
https://amzn.asia/d/09hgd2Cs

#74 【Juzear × KOTO Nebula 星雲】 音場と解像度を高次元で両立 かじかじ氏(KOTO)渾身の2作目[レビュー]

今回はHiFiGo様よりご提供いただきました、【Juzear×KOTO Nebula 星雲】のバランス接続のレビューとなります🎧

エージング100時間後の個人的評価となります。


【JUZEAR】は2016年設立の中国の新興オーディオブランド。
「流行を追うのではなく、本当に音を愛するリスナーの為の製品をつくる」という姿勢で、丁寧なチューニングと職人的なものづくりを重視しています。

そのJUZEARとイヤホンレビューで名高い「カジェログ」のかじかじ氏がタッグを組み、70時間以上のブラインド試聴と6回の試作調整を重ね【Juzear×KOTO Nebula 星雲】を製作し、2026年6月8日に発売となりました。


🟪「KOTO」と「Nebula」について
「KOTO」について
「KOTO」は”日本らしさ”を現代に届けるために生まれたカジェログオリジナルのオーディオブランドです。

「KOTO(琴)」は、古くから日本人の心に寄り添ってきた楽器。和室に置かれたその佇まいと、張り詰めた絃から放たれる一音は、時に感情を震わせ、時に風景さえも変えてしまうような力を持っています。
KOTOはその精神を、現代のイヤホンという形で再構築しました。単なる再生機器ではなく、聴く人の琴線に触れる 「音の道具」の開発していきます。
今後、カジェログとのコラボモデルは「KOTO」というブランドで販売を行なっていきます。


Nebulaというモデル名について
KOTOブランド2作目となる『Nebula(星雲)』は、宇宙に浮かぶ星雲から着想を得て名付けられました。
というのも、今回はJuzearさんが「星辉流転、以星为云(せいき るてん、いせい いじょう)」「星の輝きが流れ、星が雲となる」というテーマで製作されるとの事だったので、モデル名をそれに基づいたものになっています。
なので、完全にボクが自由に名称を決めたという感じでもないです。
いろいろ提案いただいた中から、一番他のモデル名と被らず、それでいて日本でも認知されやすい名称として【Nebula】となりました。
※『カジェログ』説明文引用


コンセプトとしては「1~2万円クラスで一番良いと思ってもらえる有線イヤホン」。
尖りよりもバランスの良さを重視した、万人受けしやすいチューニングとの事です。
かじかじさんも相当の自信があるようで、試聴がとても楽しみです。


【JUZEAR】からは過去に『Butterfly 61T(6BA+1DD)』『Dragonfly 81T(8BA+1DD)』『Defiant 鳴神(3BA+1DD)』『Harrier(6BA+1DD)』を発売し、
どれも個性の強いIEMで高い評価を得ています。








免責事項:
本レビューではレビューサンプルとしてHiFiGo様より製品をご提供いただきました
本レビューに対して金銭のやりとりは一切無く、レビュー内容が他の手段で影響される事はありません。
以下の記載内容は個人的評価と製品の紹介となります。



🟦仕様
🔸ドライバー構成:1DD(MACCD多層アモルファスカーボン複合振動版)+3BA+1MPD
🔸クロスオーバー:4ウェイクロスオーバー
🔸インピーダンス:32Ω
🔸周波数特性:20Hz〜20kHz
🔸音圧感度:110dB±1dB
🔸コネクター:0.78mm/2pin(イヤホン側はフラット)


🟦付属品
🔸キャリングポーチ
🔸着脱式ケーブル(6N OCC銀メッキ400芯)
🔸イヤーピース3種類(シリコン製2種類 S/M/Lサイズ、フォームタイプMサイズ)
🔸プラグ(3.5㎜・4.4㎜プラグ対応のモジュラータイプ)
🔸クリーニングクロス


🟦外観
フェイスプレートは「Phantom Nebula」と名付けられた芸術な仕上がりです。
レーザー加工+マイクロジェットプリント+光屈折処理により、角度によって青・紫・銀等の星雲のような耀きが浮かび上がります。
黒を基調としたシェルとのコントラストが美しく、光の当たり方で表情が変わります。





参考に同社の『Defiant 鳴神(3BA+1DD)』と大きさ・厚みを比べてみました。
写真左『Nebula』右『Defiant




厚み・大きさについてはほぼ同じ。

ノズルはステンレスメッシュを採用し、やや太めですが一般的なイヤーピースとの相性も良好です。

ベント孔は2pin差込み口横に1ヶ所。

装着感 ーーー〇ー(4.6)


🟦試聴環境
DAP:SONY NW-WM1AM2
IC:k's Audio Works Ark Genesis IC V3
DAC/AMP:MUSE HiFi M3 Ultra / Utsusemi Works SOUND TIGER Pure
Cable:付属ケーブル / EFFECT AUDIO Cadmus
イヤーピース:付属イヤーピース / DIVINUS VELVET WIDE BORE


〈リファレンス曲〉(順不同)
・米津 玄師:KICK BACK
・coldrain:MAYDAY
・10-FEET:第ゼロ感
・Uru:心得
・King Gnu:TWILIGHT!!!
・宇多田 ヒカル:Wait&See~リスク~
・米津 玄師&宇多田ヒカル:JANE DOE
・SOUL’d OUT:Magenta Magenta
・SawanoHiroyuki[nZk]:PROVANT(feat.Jean-Ken Johnny & TAKUMA)
・YUJI OHNO TRIO:Theme From Lupin Ⅲルパン三世のテーマ
・久石 譲&ロイヤル・フィルハーモニー管弦楽団:The Legend of the Wind


🟦サウンドインプレッション(100時間エージング後)
🔸低音域
適度な量感で、過度なブーストは無く、サブベースの伸びが優秀です。
深みとタイトさのバランスが良好。
キックやベースラインの輪郭が明瞭で、スピード感とコントロール性が高く、ボーカルや中高域への被り込み少ない印象。
重低音が好きなユーザーには控えめに感じると思いますが、ジャンルを問わない万能な低音です。


🔸中音域
かじかじ氏の「ボーカルが主役」という設計思想が明確に表れています。
男性・女性ボーカル共に厚みがあり、自然な温度感と透明感が両立しています。
表情やニュアンスの明瞭度が高く、適度な距離感で没入感があります。
楽器との分離も優秀で、複雑な楽曲でもボーカルが埋もれにくい印象です。


🔸高音域
透明感・情報量・余韻が優秀で、シンバルやストリングス、ハイハットの金属感や耀きを細やかに再現しつつ、刺さりやザラつきが無く、とても上品さを感じます。
絶妙なバランスで空気感と伸びが自然。
長時間のリスニングでも疲れにくく、煌めきがあり、それでいて優しい高域です。


🔸音場・解像度等
全体的に広め。
特に横方向の広がりが開放的です。
奥行きとレイヤリング感があり、定位・分離も優秀。ボーカルと楽器の位置関係が明確。
ボーカルと楽器の位置関係が明確で、空間表現力が高いです。


【音質の評価】
低音 ーーー〇ー(4.7)
中音 ーーーー○(5.0)
高音 ーーー〇ー(4.9)
空間 ーーー〇ー(4.8)

【音の傾向】
低域 ーー○ーー 高域
狭い ーーーー〇 広い
繊細 ー○ーーー 迫力
柔 ーー〇ーー 硬
寒 ー○ーーー 暖
※同価格帯の有線イヤホンを基準とした評価となります


【まとめ】
全体のチューニングは弱ドンシャリ寄りのW字型で、自然で滑らかなサウンド。
1DD+3BA+1MPDのトライブリッド構成で、4ウェイクロスオーバー+4独立音導管を採用しています。
『Defiant 鳴神』のバランスをベースに、Micro-Planarドライバーの追加により高域の透明感・情報量・余韻が大幅に向上している印象です。


低音や高音、音場の物足りなさはエージングやリケーブルで解消される事があります。
付属ケーブルでも十分な音質ですが、リケーブルやイヤーピース等の変更で音質や空間表現の変化も楽しめます。
ポタアン等を使用したほうが『Nebula』のポテンシャルを発揮する事が出来ます。

手持ちリケーブルの相性としては、『EFFECT AUDIO Cadmus(OCCシルバーメッキ銅リッツ)』が 個人的には気に入りました。

『EFFECT AUDIO Cadmus』・・・低音域・中音域に厚みが加わり、情報量が向上します。
特に中高域の艶感が増し、女性ボーカルがとても映えます。


あと個人的に『MUSE HiFi M3 Ultra』との組合せがとても気に入りました。
やや寒色系の『Nebula』に程良く温かみが加わります。
M3 Ultraの真空管によりさらにリッチで密度が高く、情報豊かになります。
リアリティが増し、息遣いやニュアンスがより生き生きとします。
楽器の質感も厚みを帯びて自然です。

気になるところは、付属ケーブルのピンの抜き差しが硬い事でしょうか。
個体差が有るかもしれませんが、両側共に硬めです。
ピンが折れやしないかと心配になります。


さて【Juzear×KOTO Nebula 星雲】の感想でしたがいかがでしたでしょうか。
かじかじ氏のチューニングにより、ボーカル中心の自然で開放的なサウンドに仕上げられています。
派手さや極端な強調を避けつつ、各帯域にしっかり見せ場を作り、長時間のリスニングでも疲れにくいのが最大の魅力です。
ボーカル好きや透明感を求める方に、特にお勧めのように感じました。

お勧めのジャンルは、J-POP・ロック・アニソン。
ボーカル中心のポップス・ロックとの相性が特に良いと感じました。


最後にこのような機会を頂きました、HiFiGo様に感謝致します。

以上になります。
長文失礼しました。

AliExpress
https://s.click.aliexpress.com/e/_c4e7laUd

Amazon
https://amzn.asia/d/0aDoVeG5